特別講演:サスティナブルな社会づくりの実現
食糧問題にコオロギで挑むエコロギーの取り組み

「つながりを紡ぎ、共創を生み出す」を理念とし、経営者やリーダーが本音で語り合い、未来を紡ぐ場、経営者のための共創コミュニティ〝 つむぎ会〟。

12月の定例会は、 株式会社エコロギー 代表取締役 葦苅 晟矢様をお招きし、“サスティナブルな社会づくりの実現、食糧問題にコオロギで挑むエコロギーの取り組み”というテーマでご講演いただきました。

同社は、早稲田大学での昆虫コオロギの研究成果により創業した、早稲田大学発ベンチャー企業です。”地球と生命が、食を通じて健やかになる持続可能な生態系を創る”というビジョンのもと、コオロギの生物上の特性を生かしサステナブルな資源循環社会の実現を目指しています。

日本ではほとんど意識されることはありませんが、世界では人口増加による深刻な食糧難が予測されています。特に問題視されているのが、食肉。家畜の飼育には莫大な飼料と水を消費し、環境に大きな負荷をかけています。

それをコオロギで解決すべく、取り組んでいるのが同社です。
エコで栄養豊富な代替タンパク質資源としてコオロギ食の提案、また食品工場や飲食店、農家から廃棄されるフードロスの解消、途上国の昆虫養殖農家との連携で低所得者の家計改善を支援など、サスティナブルな社会の実現の取り組みをお話しいただきました。

葦苅 晟矢様
株式会社エコロギー 代表取締役

早稲田大学商学部卒業、先進理工学研究科先進理工学専攻5年一貫制博士課程3年。 2017年、株式会社エコロギーを創業。 早稲田大学生物物性科学研究室で昆虫コオロギの利活用に関する研究に取り組む。
日本を代表するビジョンや才能を持つ、30歳未満の30人を選出する「Forbes JAPAN 30 UNDER 30 2019」のフード部門受賞。現在はカンボジア在住。

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